マウイでの3週間を終えノースショア、サンセットビーチで行われるWaterman league Sunset proに出るために9日からノースショア入り。 コンテストは10日からでしたが風、波の状況があわずそれまではイーストの風があいそうな場所で練習したりコンテストにむけて調整をしていました。 そして翌日いよいよスタートするか….という情報がはいり前日から一気にモードをコンテストに。
初めての場所、世界最高峰のサーフスポットでのSUPコンテスト。 波のサイズ、パワー、クオリティ、2015年ワールドツアーの最初の一戦なのでもちろん世界のトッププロ、そしてハワイのトップサーファーが参戦してくる最もタフな試合の一つを世界大会参戦の1戦目に選んだのは自分の中でもこの大会にでなければこの後にあるハンティングトン、そしてヨーロッパなども出る意味がない、もちろんトライアルを勝ち上がることが大切なのですがこのサンセットに関しては勝ち負けではない波に乗る人ならわかる何かがあると思いこのためにトレーニングを続けていました。 そして千葉や日本で普通にやっていれば周りからちやほやされてやっていればそれはそれで居心地がいいのかもしれませんが、どこかでそんなぬるま湯から出てこなくては次へのステップに絶対いけない….ここ数年ずっとこのサンセットのコンテストは頭から離れたことがなくやるなら今年からとサンセットからスタートすることに決めました。 12日の朝コンテストがコールされトライアルの第一ヒートがスタート。 僕は第四ヒート、波のサイズも10-15ft、まとまりのないシフトするピーク、セットが入るとチャンネルもとじるタフなコンディションでしたが次々とヒートが消化。 僕の第四ヒートがスタート。 ウオターマンリーグのルールではレイダウンパドル、座っての波待ちはしてはいけなくこの日のバンピーなコンディションではマウイから持って行った8`4×24は立ち続けることができないと思いずっと日本でも乗り続けていた8`0×26をチョイスしましたがこのボード選びが後々考えると失敗で、8`10×24で出ていればよかったと….でもこの道具選びも技量の一つなので自分のレベルがそこまでだったということです。
ヒート中3本乗った波の中の一本、ずっとバックハンドでの練習をしてきたのですがレフトのドロップ。
Photo by Kinsan 途中まで2位だったのですが逆転され、最後の一本がヒート終了してでのライディングでノーカウント。 テイクオフ点だけでもついていれば勝ち上がれていたので悔いが残りますがこのマッシブなコンディション、初サンセットで三本乗れたことは自分の中で一つの自信になったと思うしまた来年にむけて大きな経験ができました。 Photo by Kinsan
パワー、持久力、精神力、そして情熱、その一つが欠けていても世界には出ていけない….トレーニング、トレーニングといっても本当に毎日が限界というくらいの質の高いものをしていかないとリミットのないこのようなコンテストでは勝つことが無理。 今回一緒にマウイからトレーニングしている本橋君もこのサンセットで気持ちがかわりそこから人知れずマウイという場所で練習を重ねて今がある、日本でやってるだけでトップになればみんな日本でやり続けているわけでなぜ世界のトップがマウイに、ノースショアにいるかそれはそこが最高のトレーニングをする環境があるからなんですよね。 今の自分には長い期間マウイでの練習に時間を費やすことがまだ無理ですが、すこしずつそんな環境を作っていくことも課題だし、これから大きくなってオーシャンスポーツを始めるかもしれないRyuにも世界のトップレベルの環境の中でやってもらえたら….と思う。
Photo by Kinsan 一緒のシェアハウスでステイしていた青山さん、60歳を過ぎてもワイメアのビックウェイブをチャージして今回のサンセットもエントリーしていたリアルサーファー。 話をしていても一つ一つの言葉に重みがあり年齢ではなくパッションが全てなんだな青山さんとお会いして感じました。 青山さんとの出会いもこのノースショアステイでの大きな出来事です。
僕も今年で42歳、海に入り続けるのは歳は関係ないと思いますがコンペティション、ましてや世界となると体力が全てになる部分があるので今年からこれをスタートしないとまた来年になってしまう、新しいことにチャレンジをしていくということは素晴らしいことですがこのサンセットでそのスタートを切れたことが何よりも嬉しいです。
後で自分の写真を見たときにこんなライディングをするために今まで練習を続けてきたわけではないとかなり落ち込みましたがそれも今の自分の実力。 極度な緊張感、タフな状況で何が足らなくて、何をやっていけばいいのか、そんなことがわかったことが僕の財産、そして次の世代に伝えることができると思います。
Facebookでたくさんの方からの応援メッセージ本当にありがとうございました。 こんなみなさんの応援の気持ちを次のステップにつなげていきます。
もう目標は次へ!!
Waterman league、本橋君はR3へ、Team Japanとして彼のサポートをしっかりしていきますね。
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