2016.02.06
昨晩タカさんのフリーダイビング講習から一夜明けて今度は本番。
朝早めに本橋くんをピックアップして一路ワイレアへ。
到着するとすでにタカさんとヒロさんはダイビングスーツに着替えて準備してくれていました。
僕が持ってきていたのはロングスプリングのみだったのでタカさんがダイビング用のウェットスーツ出してくれてきてみると。
初のダイビング用のウェットスーツを着た僕…. 似合っている自分が怖い.笑 朝から皆さんの笑を誘えて最高です。 後ろ姿、完全に生物です。
今回タカサンフリーダイビングレッスンの生徒の皆さん&先生。 ダイビング用のウェイトベルトをつけてSUPでアウトサイドへ。 これが何気にいいトレーニングになりました。 最初は結構沖にあったカタマランくらいまで行くのかな〜なんて言って、え、あそこ沖すぎるでしょうなんて言っていたらその倍くらいの距離を沖に行っていました。 これだけで普通に海に慣れていない人だったらパニックになりそう。
タカさんはカヤックでスイスイ先に行っていて目的地周辺についたところでアンカーを打って準備完了。
まずは昨年もやったダイビングリフレクションを起こすトレーニング、水に顔をつけてシュノーケールで腹式呼吸をしながらリラックス。 普通にこれだけでもかなり気持ちよく、自分でもどんどん心拍数が落ちてくるのがわかる。
そしていよいよダイビング。
まずはタカさんが見本を見せてくれました。
息抜きをしながらゆっくりゆっくりと15m地点まで。 自分が想像していた以上に本当にゆっくりと降りていきタカさんが絶えず言っていた心拍数を上げずリラックスしながらというのがよく分かる。 15m地点で止まってそこからゆっくりと浮上してきて上がってきたらブラックアウトしないための呼吸をしてそこまでがダイビングの過程。
はじめはヒロさんからスタート、さすがいつもダイビングで潜り慣れているので水の中でもとても落ち着いている。 タカさん、ヒロさん見ていると最初のポイントはいかに落ち着いていられるか….。
深く潜ることが怖いと言っていたトモコさんも確実に回数を重ねるごとに深さをクリアして行っていました。
昨年は二日酔い状態での息止め練習でフラフラでしたがこの日は前日からカフェイン、そしてアルコールも抜いていたので絶好調。 ただ自分のゴーグルがなぜか曇りやすく潜って浮上してくると藤子不二雄の漫画に出てくるラーメンの小池さんみたいになっていました……笑
そして僕。 最初のダイブで15m、この地点でまだステイして入られたのですが思った以上に水圧に少し怖くなり怖さが出てくると同時に多分心拍数が上がるんですね、もう息が苦しくなり浮上。 昨年のトレーニングの時には4分半と止めてられていたのですがまたこれは違うんですよね。 回数を重ねて最後に20mをクリアし、そこで1分40秒。 タカさんにも”普通にこっちの慣れている奴がダイビングしているのと同じくらい様になってるで”と最高の褒め言葉をいただき嬉しかったです。
ペアヒでヘビーなワイプアウトをすると海底15mまで行くようなのでとりあえず自分の身体的にはメガジョーズでも耐えうるポテンシャルはあるんだな….と笑 ここまでの波に乗らないにしろ、ある程度の波で巻かれてもいけるんだという自信がこれでついた気がします。 でもここまでできるのも潜る前に呼吸を整え、気持ちを落ち着かせて…..というところから始めてできるわけであのパドルでフルに心拍数が上がってそこからテイクオフし、もしワイプアウトしたら多分一呼吸分、もしくは酸素がほとんどない状態で30秒近く水の中にいないといけない。 だからビックウェイバーの人たちってこんなこともまでやるんですか???って冗談みたいなことやっているんですよね。
僕もハワイに来るまでの間海に入れない日も多かったので家の近くの山にある階段を呼吸を止めての上り下りを繰り返したり、プールで水の中で1分息を止めてそこから潜水で25m泳いで少しずつ距離を伸ばしたりと自分の中でやれることはやっておこうと思っていました。 大げさかもしれませんが最悪な場合いつでも命を落としてもおかしくない、ただ死にたくない、その気持ちが全てです。
タカさんが言うには日頃からこうした有酸素運動をして苦しくなるくらいまで追い込むことによって血液中の赤血球が増えてより酸素の供給がしやすくなる体になると言っていたので日本に帰ってもやれることがまた増えて楽しくなりそうです。
僕のようにスキルがまだまだ高くないけどそれなりの波に乗りたいと思うとワイプアウトのリスクも高くなり、あの波をくらったら….と思うとやはり気が気ではなくなりそんなトレーニングの必要性を感じてしまうのかもしれませんね。
ただ普通の人のレベルでも普通に海に入っている人でも最悪の事態ってあるわけでなので普段から自分の健康状態、そしてその健康を害するもの排除していったほうがいいと思います。 喫煙、体にお酒が残っている状態でハードなコンディションに身を置くのはベストの状態でも厳しい時があるのでできる限りやめたほうがいいですね。
タカさんが言うにはコーヒーも心拍数を上げるのでダメでフリーダイバーは飲まないようです。 よく考えたら日本に来ていたカイレニー、そしてノアもコーヒーもビールも飲んでいなかったな。 ノアはカイほどストイックではなかったけどでもそれなりに自分をコントロールしていましたね、世界の最前線にいる人たちはこうして自分のコンディションを保つために日頃から自分を律しているだなと….とこの日のトレーニングで痛感することができました。
ダイビングトレーニングを終えてビーチへ戻るときにはオフショアがビンビンで戻るのがかなりきつかったけど、なぜかいつもよりもピッチを上げて漕いでいても疲れが全然来ない。
もしかしたらダイビングするときの呼吸法を続けたおかげで身体中が酸素で満たされているおかげなのかな….とそれをタカさんに言うとやはりそうみたいでした。 トモコさんが言うにはカイや一流のレーサーもみんなレース前にその呼吸法をやっているようです。精神を落ち着かせ、身体中を酸素で満たす、確かに自分でもそれは少しわかるような気がしました。 タカさんもペアヒなどやるとき、波待ちしているときずっとこの呼吸で気持ちを落ち着かせそして波に乗るようです。
講習終了後ヒロさんの自宅でカナさんが美味しい朝ごはんを作ってくれていました。
カナさんありがとうございました。
そしてそのあとのビールが….体にしみすぎて倒れそうになりました….😅 タカ先生のTシャツ…. タカさんの多趣味、しかもその趣味の一つ一つがマニアックで一つだけでも日本でやっていれば相当なマニアなのですがそれがあれもこれも、しかも一つ一つが達人級。 でもプロでもなく普通にお仕事をしながら遊びを極めている、男として惚れます。
来年までダイビング鍛えてタカさんとスピアフィッシング、ロブスター採りやりたいな。
タカさん、二日間にわたり貴重な時間をありがとうございました。 トモコさん最高の企画ありがとうございました。 ヒロさん、カナさん素敵な午後の時間をありがとうございました。 本橋くん最高の笑いをありがとう。
Maui noka oi☺️
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