2018.05.24 メッセージの着信音で目を覚ますとKaiのインタビューが11:00からOKということで急いで支度をしてまた時間があるのでカフルイのハイテックへ。 今回超多忙なKaiとのスケジュール調整をしてくれた小笠原さん、ジュリさんありがとうございます。 島の外からも買い物に来る人もいるくらい遊び道具が豊富でクロスオーバーしている品揃はマウイを象徴しています。 こんなインフレーションベストまで販売しています、買う人なんてごく一部でしょうね笑
アポイントメントの時間になったのでカイの自宅へ。 買ったばかりというFORDのピックアップトラック。
カイと会うのは逗子であったSUPレースの最後の年以来、その後Naishをやめ今ではフリーサーファーとしては究極のラインにいるわけで今回のオーシャンズのマウイ編としてもかなり面白い話を聞くことができました。 ついた矢先にジョージ‧グリノーのボードを嬉しそうに見せるカイ、様々なオーシャンスポーツをマスターしてきた彼にとっては遊び道具は楽しむツールであり自分の命をあづけるものでありその感覚というものはまたマスターしかわからないものだと思う。
トウイン用ボード、モデル名はF22。 アメリカ空軍最強の戦闘機の名前が施されていましたが彼のこのボードでのライディングを見ればそれも頷けます。 ジョーズ用のフォイルボードのマスト、その長さはゆうに120cmは超えていてこの長さに根拠はあるのと聞いたら”いや感覚だね”みたいな。 生きるか死ぬかの中で最後に頼れるのは自分の感覚、でもその感覚は一般人の何百倍の鋭さがなければきっと今までサバイブしてこれなかったんでしょうね。 深い内容な次号のオーシャンズを楽しみにしていてくださいね。 昨日はカラマさん、アレックスさん、ピーターさん、そしてカイ、これだけでもう相当内容の濃いものになりそうです。
カイの自宅を後にして今度はハイクにあるカナリーへ。 ここは現在マウイの主要なサーフインダストリーがファクトリーを構え日々最新の遊び道具の開発が行われている夢の研究所。
このカナリーの中でも中心的なボードビルダーであるショーンのファクトリーでの撮影でした。 冬前になるとビックウェイブガンがシェイプの大半ですが今年はFoilボードのシェイプが途切れることなく続いていて海での遊び方が続々と生まれるマウイではその遊びに対応していけるかいけないかが重要になってきています。 フォイルボードに関しては空力学的アプローチからもデザインをしていてそのマニアックさぶりはさすがショーンと脱帽です。 今回フォトシュートをお願いしているダレルさん、巨匠中の巨匠ですが人当たりもよく仕事も早くそしてみんなから愛されている。 自分がマウイを夢見てウィンドの写真をみるとクレジットはダレルさんのものでそんなダレルさんとお仕事ができて光栄です。 インタビューのはずが最後はショーンのボードデザインに火がついてしまい気づくと午後3時….。 外のカフェでコーヒーを買ってサウスへ。 ショーンから手に入れたテストボードの5`2。 ボトム側に溝があってこれはなんのため?と聞くと これはOSRと言うんだと。 Oh Shit Railの略だそうで、フォイルの浮き上がりを抑えるのに浮き上がって来るときにみんな大抵 Oh Shit!!と心で叫ぶだろ、そんなときこの溝があるとボードを抑えるのが楽になるからOSRなんだと…. ナルホド。 サウスへ到着するとTomokoさんが先にライディング。 今回の雑誌の取材に当たって短い時間でどんどん人に会って話を聞くという中でTomokoさんのサポートは本当に使っています。 新しいジミーさんのボード調子良さそうでしたね。
日暮れまじかにSOSカスタムに乗った少年がスムースなライディングを魅せてくれていました。 このマウイで生まれたフォイルサーフィン、今や世界に広がっていますがやはり道具の進化の中心はここにあり日々こうした才能あるキッズ達によりこのスポーツの限界がプッシュされているんですね。 こんな時間の早いマウイは初めてかも….と思いつつ長年住んでいた時間もありますがここまでいい経験をさせてもらっているマウイも初めてです。
これから記事を作るという仕事もありますが今から出来上がりがワクワクするそんなマウイになりそうです。
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