10.27.2014
SUPで波乗りを始めたのがもう8年前、それからボードの長さがどんどん短くなってきています。 始めたときのサイズが12ft、そして今では7ft前半。
前もっていっておきますが僕は短いSUPボードを否定するわけでないということを理解してください。
自分なりにその時代その時代ベストともいえるボードに乗ってき長い時間をかけてスキルを上げてきた者としてここ最近の流れについて思うことがあります。
ショートレングス化が進んでいて本来もっとスタイルをもってライディングするライダーが増えてきてもいいはずなのに実際そうでなく逆にただひたすら小さいボードをバタバタと忙しく波の上を暴れているような節操のないサーフィンをしている人が増えてきているような気がします。
何事もまずは基本なのでボードが曲がらないからといって闇雲にボードを短くしていくのではなく、まずはロングボードタイプのボードでしっかりとレイルコントール、テイルコントロールができるようになりそして少しずつ短いボードにしていきそのボードでしっかりとしたドライブの効いたボトムターンからトップターンができるようになったらまた次のステップということが大切だと僕は思います。
でかいボードは動かないのではなくただただ動かそうとしていないだけなんですよね。
2006年九十九里、この時はまだSUPボードがないのでサーフテックのムニョス12ftでグライドを楽しんでいました。 この当時SUPをしていたのは千倉のマルちゃん、TEDのTKQさん、そして星さん。 まさか今こんな多くの人がSUPをするとは思いもよりませんでした。この時このボードに乗ることでSUPの基礎を身につけることができたんですよね。
僕もショップをしているのでもちろんボードの買い替えなどは積極的に相談にのっていますが.笑。 でもなるべくその人がどのようなバックグラウンドをもっているか高いショートボード、ロングボードのスキルをもっているか、あとはショップのメンバーさんだったらその人がどのようなライディングをしているかわかるのでその人のレベルに応じたボードサイズをなるべく提案できるようにしています。 いつも僕のまわりでSUPサーフをしている仲間、メンバーさんは僕がこういうスタイルでやっているのでバタバタライディングしている人がいないのが何よりも幸いです.笑
僕自身ここ最近になりNaish Hokua 7`6LE×24というボードになりはじめ、さらにボード選びの大切さを知ることに…. 僕の体重(73kg)だとこのボードの浮力74Lだとウェットをきればイーブンになるので普通に沈みます、僕のように毎日練習できる人間ならそれなりに乗れるようになるかもしれませんがそれが楽しいか楽しくないか…といえば始めて2年くらいの体重70kg前後の方はまず嫌になるしいくら立てるようになって波に乗れたとしてもベストな波乗りができるようになるにはまたさらにそこから長い時間がかかるような気がします。 今まで乗れていた本数の波も乗れなくなると思いますし、何よりも体力を消耗します。 Jun with Naish Hokua7`6×24。 僕も正直このサイズのボードに乗り続けるのは2時間が限界でそれ以上はさらにトレーニングしないと無理です、それでも乗り続けるのはより高いパフォーマンスを体現したいから。 でもこれを週2日、もしくは1日しかできないライダーが僕と同じモチベーション、体力でやり続けるのはほぼ無理だと思います。
それでも短いボードを持ちたいという人がいたら….今乗っているボードは当分手放さず波のサイズがあるとき用だったり面が悪いときようにとキープしたほうがいいですね。
結論をいうと…. 60kgくらいで波乗りも何もしていないSUP歴の浅い一般の方がのるには7ft代の幅の細いボードは突然普通の人がF1に乗るようなものでそのボードの性能を発揮するにはものすごい長い時間がかかるということです。 僕のショップでもこのサイズのボードを進めているのは50kg代の女性、そして男性でもしっかりと波に乗れる人。 60kg代の方だとサーフィンでしっかりと波に乗れまたレイダウンパドルでアウトサイドに出れる体力がある人。 この体重になるとニーパドルができないからです。 70kg代の方だと今のボードでしっかりとしたドライブの効いたボトムターンからリッピングが確実にでき、なおかつパドルのスキル&体力があるライダー。
何を言いたいかわからなくなってしまいましたが何事も確実に、そして着実なステップアップをしながらそれに合わせてギアを選んでいくほうがより楽しめると思いますよ。
と、いっても昔ながらの10ft代のボードに固執する必要もないし、いくらでも性能の高いロングボードタイプのボードもあります。
それでも新ボードが欲しくなったとしたら今年もミディアムサイズのボードでも性能の高いボードはいくらでもでているのでサイズというよりもレイルシェイプだったりロッカーライン、テイルのキックなど短ければいいわけでなくトータルなデザインでボードを選ぶ時代なんじゃないかな….と感じる今日この頃です。
厳しい言い方をすれば乗るべきライーダ、そうでないライダーがいるということなんですよね。
なんだか訳のわからない記事になってしまってすみません。
それでも僕はスモルーボードに乗り続けていくのですが….。
コメントを残す