2017.07.27 台風というと思い出すのが2年前の平砂浦でのカイトサーフ。 google map を見てみるとちょうどビーチ全体が南西側を向いているので南東の風が吹いた時ちょうどサイドショアになるので以前から気になっていたけどなかなかこの風向きを予測することは難しくましてや波付きとなるとなるとここでのカイトサーフができる確率は相当低いものとなる。 タヒチからもどってきたばかりで身心ともにかなり充実していたこの時期にちょうどやってきた台風で念願だったここでのカイトサーフをすることができた、しかも想像以上のコンディションで….。 僕的にはサイドショアで頭くらいの波でできたら最高〜なんて思っていたのですが平砂浦に到着しいつも駐車する南房パラダイスに行き海をチェックすると南側を向いている海全体にうねりが入り左奥から巨大なレフトがブレイクしている、風向きはサイドショア。 こんなチャンスはそうそうないと前日から打ち合わせしていたカメラマンの紅林さんとセッティングを済ましてセッション開始。 カイトをランチングする場所がちょうど風が入らずそんな時ヘルプしていくれたTED SURFのメンバー、秋山さんには本当に感謝です。 セットの合間を見てゲッティングアウトするも波のスピードが尋常でなくいつものタイミングなら超えていける波が超えられれず突っ込んでいける気もしたけどこのコンディションでカイトだけは落としたくないから何度もチキンターンでセットを見ながらゲッティングアウト。
アウトサイドに出て乗れる波、乗れないない波をチェックしながら往復していると平砂浦の湾端から端まで一本につながるうねりがアウトサイドから来ているのを見てはるかアウトサイドからインサイドに向かいトップスピードに、風も十分入っていてボードのスピードも十分出ているけどうねりのスピードが半端じゃなく全然波に乗っていかない。 カイトサーフィンのトップスピード、正確に測ったことがないけど大体50kmくらい。 これでもかっていうくらいのスピードを出してようやくうねりに乗せると僕が今までカイトサーフで乗ったどの風景でも見たことのない長くでかい壁がダウンザライン側にあってそれはそれはすごい光景だった。 波のブレイクするエリアになると風が弱くなっていておもい通りのマニュバーを描けなかったのが今思えば心残り、カイトサイズもこの時このサイズしかなくもう一サイズ大きいカイトだったら….とか考えるとまだまだこのサイズの波でのカイトサーフの可能性はあるんだなと思う。 あれから2年経っていうますがこの時ほどカイトサーフの無限の可能性を感じた時もなかった。 同じ風を使うスポーツのウィンドサーフだとこの風の中ゲッティングアウトできるのはほぼ不可能に近く、カイトサーフの機動性があるからこそのセッション。 長年続けてきた意味がこの日わかったような気がする。 僕のライディングを見てあしが震えたとストークしていた秋山さん、カイトサーフの可能性を見せれたことが嬉しい。 海外ではこれくらいの波でのカイトサーフ、普通といえば普通かもしれないけどこの日本、そして自分のホームである千葉エリアでこのスケールの海に入れたことが自分の中では今でも宝物。
この貴重なセッションを写真と残してくれた紅林さん、本当にありがとうございます。
今年は台風が多くなりそうなのでまたここでライディングできたら….思います。
台風災害がなく、海に入れることもまた奇跡だという謙虚な気持ちで自然と向き合っていけるように。
コメントを残す